日本高血圧学会に迫る

日本高血圧学会について

高血圧というと、中高年に多い症状として捉えられがちですが、最近では若い人の間でも高血圧の症状がみられるケースがでてきています。
その原因としては、日常生活でのストレスや慢性的な運動不足、あるいは食生活の偏りによる塩分の取りすぎなどの生活習慣の変化が主要なものだと考えられており、まさに生活習慣病の代表例の一つだといえます。
高血圧は自覚症状がない場合も多く、心臓、腎臓などの臓器不全、もしくは血管などの循環器系にトラブルが起こって初めて気がつくという症例も珍しくありません。
そのため、日本高血圧学会では、症状がなくとも、定期健診や、家庭での血圧測定などで常日頃から自分の血圧の状態に注意を払っておくことを勧めています。
一般に高血圧であると診断された場合には、肥満を解消するために、適度な運動を心がけることや、あるいは塩分の取りすぎを改めるために食事療法を行うことなどの改善策があります。
それに加えて、投薬により症状の改善をはかるという方法もあります。
具体的には、カルシウム拮抗薬と呼ばれる薬を使用して、直接血管を広げ、それによって血圧を下げる治療法です。
カルシウムは、骨や、歯をつくるために欠かせない成分ですが、それだけではなく、血管などの循環器系の収縮にも重要な役割を果たしています。
カルシウム拮抗剤は、一時的にその働きを阻害することで、血管を広げ、高血圧の症状をやわらげることができます。
代表的なカルシウム拮抗剤としては、ファイザーのノルバスクがあります。
発売以降、高血圧症の第一選択薬として広く処方され続け、最近では、高血圧症の小児のための用法・用量の追加承認を受けたことで、より幅広い年代で、高血圧症の投薬治療に効果を発揮すると期待されています。

■用法用量をしっかりとまもって服用しましょう
高血圧・狭心症に効く治療薬:アダラート